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理学療法士における臨床研究のすすめ
workshop(1次申込者,定員50名)

臨床研究の進め方


中村 潤二 氏

医療法人友紘会 西大和リハビリテーション病院 リハビリテーション部 主任


【講演概要】

臨床研究は人を対象とする医学系研究であり、当然ながらリハビリテーション医療、理学療法の発展には必須のものである。理学療法士は、臨床研究から得られた最新の知見を収集し、対象者に提供できるように努めなければならない。しかし病態や介入手段が明らかではない障害や現象も数多く存在し、対象者によって病態もすべからく異なるため、全てに解決のためのエビデンスが存在するわけではない。そのような対象者に出会った際、問題を感じた際には、わずかにでも疑問を抱くと思われる。これがClinical questionである。Clinical questionに基づいた症例報告は、理学療法士にとって重要なものであり、特に新規の病態や特異性のある介入方法ついてまとめた症例報告などは、非常に重要な臨床研究となる。そのため、日々臨床に従事する理学療法士は、症例報告のような臨床研究を通じて問題解決を図るとともに、その情報を学会発表等を通じて共有していくことが、自身へのフィードバックのみならず、当該領域の発展にも寄与できるため、実施していくことが望ましい。とは言え、実際に臨床研究を行っていくのには「時間がない」、「どのように進めればいいのかわからない」など多くのハードルがあるのも事実である。本講演では、理学療法士が研究を行う意義や進め方、研究計画の作成や、シングルケースデザインなどの症例研究を進めるにあたっての知っておくべき知識について、実例を交えながら紹介する。


【受講者へのメッセージ】

研究に興味があるけど、進め方がわからない。研究を始めているけど、本当にこれでいいのか。という方が多くおられると思います。今回の講演では受講者の方の研究活動への一歩を進めることができるように、症例研究などの具体例も交えた講演内容にしたいと考えています。



【職歴】

2007年 畿央大学 健康科学部 理学療法学科 卒業。

医療法人友紘会 西大和リハビリテーション病院リハビリテーション部 入職。

2015年 畿央大学大学院 健康科学研究科博士後期課程 修了

2021年 畿央大学大学院 健康科学研究科 客員准教授


【資格】認定理学療法士(物理療法)、専門理学療法士(物理療法、神経)


【主な論文】 筆頭のみ一部記載

1. Nakamura J, Okada Y, Shiozaki T, et al. Reliability and laterality of the soleus H-reflex following galvanic vestibular stimulation in healthy individuals. Neuroscience letters 2021.

2. Nakamura J, Shiozaki T, Naohide T, et al. Role of somatosensory andor vestibular sensory information in subjective postural vertical in healthy adults. Neuroscience letters 2020.

3. Nakamura J, Kita Y, Ikuno K, et al. Influence of the stimulus parameters of galvanic vestibular stimulation on unilateral spatial neglect. Neuroreport 2015.

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