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地域領域
サルコペニアの予防と改善
山田 実 氏
筑波大学 人間系 教授
【概要】
世界随一の長寿国として超高齢社会を突き進む我が国において、サルコペニアの管理・対策は重要な課題と位置付けられている。サルコペニアは加齢に伴い有病率が高まり、転倒、要介護、死亡などの有害健康転帰の発生に強く影響するとされる。一方、不可逆的ではなく、運動や栄養などの生活習慣の是正により、状態を改善させることが可能と考えられている。本研修会では、サルコペニアの病態、評価、介入方法など、理学療法士が知っておくべき情報の整理を行う。
【メッセージ】
サルコペニアをはじめとする老年症候群は、特定の疾患に限らず全ての高齢者が潜在的に有する可能性が高いものです。「〇〇症患者を診る」前に、対象が高齢者であること、そしてその高齢者の特性を十分に把握しておくことが大切になります。
【略歴】
2008年 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 助手
2010年 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 助教
2014年 筑波大学人間系 准教授
2019年 筑波大学人間系 教授(現職)
【学会活動】
日本転倒予防学会 理事(H26~)
日本サルコペニア・フレイル学会 理事(R1~)
日本予防理学療法学会 理事(R3~)
日本栄養・嚥下理学療法研究会 副理事長(R3~)
日本老年療法学会 副理事長(R3~)など
【賞】
平成24年度 長寿科学賞
第29回日本老年学会 最優秀賞
第1回日本老年医学会 Young Investigator Award
2021年度 三井住友海上福祉財団奨励賞 など
【関連書籍】
山田実. イチからわかる!サルコペニアQ&A. 医歯薬出版. 2019.
山田実. イチからわかる!フレイル・介護予防Q&A. 医歯薬出版. 2021.
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